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クラウドファンディングでふなずしに投資してみる?

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至誠庵のお皿に盛り付けられた鮒寿司の切り身

みなさんクラウドファンディングって知ってますか?
アメリカのサンフランシスコにある会社「INDIEGOGO」が2008年に始めたインターネットサービスが最初で、その後2009年にサービス開始したKICKSTARTER等も有名ですよね。
仕組みはインターネット上で誰もが参加できる出資を募って、出資総額が目標金額に達すればプロジェクトが成立して、出資者は金額に応じた返礼品等がもらえるというサービスです。
ここ数年、日本国内でもいくつかのクラウドファンディングサービスが盛り上がっていますが、なんとその仕組みを使って、クラウドファンディング上にふなずしのキャンペーンが登場しました。

そもそもクラウドファンディングとは?

一言で説明するなら、インターネット上で不特定多数の人に金銭の出資を募るものです。
クラウドファンディングにもいくつかの種類があり、大きく分けて下記の3種類があります。

  • 寄付型:分配金や返礼品等のリターンが一切なく、寄付という形になります。
  • 金融型:出資額と事業の成功に応じて分配金という形で金銭的なリターンがあるものです。
  • 購入型:特定のサービスや製品を開発するにあたり、その製品等を誰よりも早く市場に出る前に安価で購入する権利が獲得できるものです。

今回のふなずしファンドは、ファンド情報ページに分配シミュレーション等の記載もあるので、金融型に出資のお礼としてふなずしセット4,000円相当が特典として付いているもののようです。

ふなずしファンディングの内容とは?

今回資金を募ったのは、滋賀県大津市にある創業50年のふなずし製造販売会社の「至誠庵」。

  • 募集期間:2016年3月18日~2016年6月30日
  • 一口:22,000円
  • 募集総額:462万円
  • 特典:ふなずしセット4,000円相当

この出資した事業が成功したら、もちろん出資金額に応じた分配金がもらえます。
分配金だけでなくふなずしセットがもらえるのがうれしいですよね。

なぜふなずしをクラウドファンディングで?

至誠庵社長の井上さんが、店の将来の事業展開や事業計画を検討して、滋賀銀行石山支店の担当者に相談したところ、最近ではこのようなインターネット上で出資を個人から募るクラウドファンディングというものがあるということを紹介されて知ったそうです。
その後、京都新聞電子版に紹介されたり、ヤフーニュースにも掲載されて、問い合わせも増えたようですが、メディアが注目した理由は、やはりインターネット上で出資を募るという新しいサービスフォーマットに、1,000年以上の歴史を有するふなずしという組み合わせがなんとも斬新だったからではないでしょうか。

募った資金はどのように使われる?

このファンドでは462万円の出資をつのっていますが、集められた資金は、

  • 原材料費(フナ/米):240万円
  • 人件費:150万円
  • 開発費:50万円
  • 予備費:22万円

となっています。
開発費ってのが興味わきますね。千年以上の歴史あるふなずしをさらに開発していこうというのが面白い。
どのような開発をされて、どのようなノウハウが溜まったのかも公開されるとうれしいですが、それは企業秘密あつかいになるのでしょうか?
いずれもこのファンドにておいしいふなずしがたくさん生産されて、一人でも多くの人にふなずしのすばらしさが広まるといいですね。

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