皆さん、ふるさと納税はやってますか？色々面倒なイメージがあるふるさと納税ですが、最近はワンストップ申請の導入等により、とても簡単にふるさと納税を利用することができるようになりました。
そんなふるさと納税ですが、鮒寿司も返礼品として扱われていることをご存知でしょうか？滋賀のいくつもの自治体が鮒寿司を返礼品として扱っています。
ふなずし納税
このふるさと納税で鮒寿司を購入することを、「ふなずし納税」と言います。ふなずし納税を細かく説明すると、
- ふるさと納税で鮒寿司を購入する。
- 寄付金の使い方は、琵琶湖の保全につながる事業や、鮒寿司製造の伝統を絶やさない関連事業への利用等をリクエストする。
- 結果的に鮒寿司の食文化が滋賀県民以外の多くの人に広まり、寄付金によりふなずしの食文化も引き継がれていく。
という循環が生み出される。これがふなずし納税です。
※by Nigo-Lowによる持論。
ふるさと納税でふなずし納税をやってみよう！
前から鮒寿司というものに興味があったけど、なかなか購入する機会がなかったな。。。
あ、そういや、ふるさと納税の控除枠がまだ1万円ほど余っていたな。。
そんな人は是非ともふるさと納税で鮒寿司を購入してみましょう！
ふるさと納税サイトを選ぶ
まずは欲しい鮒寿司を返礼品として提供している自治体が登録されているふるさと納税サイトを選びましょう。
特にその辺のこだわりがないのであれば、それぞれのサイトのウリで選びましょう。例えば楽天ふるさと納税なら、寄付金にも楽天スーパーポイントが付与されます。また楽天が定期的に開催している楽天スーパーセールや楽天大感謝祭期間中のお買い物マラソンの対象品にもなるので、楽天ポイントをためている人は楽天ふるさと納税で購入するとお得です。
また普段から楽天で買い物をしている人は、期間限定の楽天スーパーポイントが沢山たまっていて、期限が迫っている場合があると思います。そんな時、楽天ふるさと納税で、期間限定の楽天スーパーポイントを使ってふなずしを購入する技は結構おススメです。
ふるさと納税のサイトでふなずしを検索
検索ワードには「ふなずし」「鮒ずし」「鮒寿司」等、様々な表記で検索しましょう。
サイトによっては鮒寿司の表記ゆれに検索機能が対応しておらず、出てくる出てこないの違いがあるので、面倒ですが全ての表記で検索します。
もしくは「自治体から選ぶ」で、滋賀の自治体を選択して、その自治体が提供している返礼品一覧からふなずしを探す方法もあります。
いくらの鮒寿司を購入するか決める
ふるさと納税で返礼品として販売されている鮒寿司は、市場価格で3000円程度の物が10000円で売られている物が多いです。
昨今総務省が厳しく指導している還元率30％に合わせた感じです。牛肉等だとまれに還元率80％の返礼品等もあるので、30％の還元率と聞くと、ちょっと高いと思うかもしれませんが、多くの人に大量に購入されるような物でもなく、それに耐えうるほどの在庫を確保することも困難な鮒寿司としては、還元率30％というのは妥当だと思います。
その他にも、様々な価格帯での鮒寿司の返礼品があるので、価格帯別にいくつか紹介したいと思います。
10,000円
市場価格で3000円程度の物になります。内容量的にもそれほど多くないので、鮒寿司を少し試してみたいという人にはお勧めです。
- 鮒寿司スライスS：すでに切り身の状態でSサイズのニゴロ鮒1匹分になります。
- 食べ比べセット：琵琶湖産のニゴロ鮒の鮒寿司/滋賀県外の鮒を用いた鮒寿司、等を食べ比べられるセットです。
- 鮒ずしポテトチップス：滋賀県湖南市、湖南工場で製造されていることから、ふなずしポテチ24袋が10,000円で出品されています。
20,000円~50,000円
この価格帯になると、内容量が多い物や、様々な種類の鮒寿司の詰め合わせ等の商品になります。鮒寿司初心者というよりは、ふなずしマニア向けの商品と考えた方がよさそうです。
- 鮒ずしセット：スライスされた切り身のパック数点と、お茶漬けの元等が詰めあわされています。
- 鮒2匹分：1尾分の鮒がスライスされたパック2つ等の内容量の商品です。
- 鮒寿司と日本酒のセット：ふなずしを食べる時に呑む滋賀の地酒とセットになった返礼品です。
- 他の湖魚とのセット：鮒寿司以外にも、小鮎・うろり・もろこ等の琵琶湖で獲れる湖魚の佃煮等とセットになった返礼品です。
100,000円
なんと10万円のふなずしの返礼品もいくつかあります。さすがに10万円の控除額を全て鮒寿司につぎ込むにはかなりの勇気が必要か、もしくは相当の鮒寿司マニアの方ではないでしょうか。実際にいくつ売れているのかが気になるところです。
- 鮒ずし3kg：丸々1匹が真空パックされた鮒寿司3kg分です。約12匹分になります。
- 樽ごと：樽に鮒が漬かったままの状態での樽売りです。内容量は7kg。
これらのように返礼品の価格差は、老舗等のブランドによる物ではなく、主に内容量やその他組み合わせによるものです。
なので、基本的にはどれだけの量のふなずしが食べたいのかを基準に判断すればよさそうです。
ただし、一部の返礼品には、ニゴロブナを使っていないものや、天然のニゴロ鮒で無い物等もあるので、どうしても琵琶湖の天然ニゴロ鮒のふなずしが食べたいという人は、その辺をしっかり確認した方がよいでしょう。
購入手続きを進める
ふるさと納税での購入は、楽天やアマゾン、ヤフーショッピングでお買い物をするときとほぼ同様の操作で購入できます。クレジットカード支払いにも対応しているので、簡単に購入することができます。
購入時に、控除を受けるためのワンストップ申請手続きの説明等が表示される場合もあるので、必要に応じて確認しましょう。
ワンストップ申請を行う
寄付金分を翌年の給与所得の税から控除してもらうには、事前にワンストップ申請をする必要があります。ワンストップ申請の為の申請書は、鮒ずし購入後、数日で自治体から郵送されてきます。
郵送を待っていては、ワンストップ申請の期日に間に合わない等の場合は、ふるさと納税サイト等で申請書データを提供しているので、ファイルをダウンロードして印刷してそれを使います。申請書の記載方法等の詳細は、その他のふるさと納税についてを紹介しているサイト等を参考にしましょう。
鮒寿司が届く
ふなずしをふるさと納税サイトで購入後、数日で自宅に普通のネット通販と同様に届きます。
送り主が自治体名になっています。自治体によって異なるとは思いますが、私の場合はサイト上で購入後約2週間後程度で届きました。
鮒寿司を食べる
返礼品として届いた鮒寿司には、鮒寿司の事を解説した冊子等が入っていることがあります。
鮒寿司が初めての方は、この冊子をしっかり読んでみるのも面白いと思います。
またついついやりがちなのが、いつか食べよう、と思って放置していると、賞味期限が切れていたということがあります。
鮒寿司は発酵食品なので、通常の商品ほど賞味期限を意識する必要はないですが、樽から出されたふなずしは発酵が終わって、普通の食品と同様と考えて、できるだけ賞味期限内に早目に食べましょう。
保存は冷蔵で保存
鮒寿司は冷蔵庫で保存するようにしましょう。通販等で購入した鮒寿司は全て真空パックされており、ある程度の日持ちはしますが、必ず冷蔵庫で保存しましょう。
基本的には真空パックを開いて一度空気に触れたふなずしは一度に全て食べるのが好ましいですが、どうしても一度で食べきれない時は、しっかりラップするなりして、数日以内に食べるようにしましょう。
数日以内ではなく、もう少し長く保存したい場合は冷凍保存することも可能です。
いつ買うのが得か
ふるさと納税は年末になるとテレビCM等も大量に放映されて、12月にしかできないイメージをもちがちですが、じつは1年を通じていつでも購入することができます。
では鮒寿司をふるさと納税で購入するにはいつがおすすめでしょうか。
鮒寿司は春先に塩切した鮒を7月の土用の一番暑い時期に本漬けして、年末に取り出して年末やお正月に食べます。なので毎年の初物の鮒寿司は12月や1月に食卓に出回ります。ただパッケージングされて商品化され流通している鮒寿司が、どの年に漬けられた物なのかを知ることはほぼ不可能です。
3月くらいに購入すると、その年の1月や前年の12月にとりだされたばかりの初物の鮒寿司という可能性もありますが、こればかりは在庫の問題などもあるので、あまり意識してもいみがありません。
あとは、樽から取り出した鮒寿司は冷蔵保存が必要なので、発送等はクール宅急便等で送られてきます。そのような事を考慮すると、あえて暑い夏の時期に鮒寿司を購入しなくてもよいと思いますが、特にいつ食べたい等のこだわりがなければ、11月から12月の年末あたりに購入して、年末もしくは年明けに届いた鮒寿司を、1月～3月の間に食べるのがおすすめかもしれません。
