毎日ネット界隈での鮒ずし情報にアンテナを張っているニゴローです。
Twitter等のソーシャルメディアで鮒ずしの情報に感度高く接しているのですが、先日Twitterでふなずしがバズってました。
滋賀のローカルフードでもあるふなずしですが、それでも毎日Twitter上では鮒ずしに関するするTweetが100件くらいはつぶやかれています。
しかし先日、短時間で数百件ほど鮒ずしに関してTweetされていることに気づきました。テレビか何かでふなずしでも取り上げたのかな?と思って情報を確認したところ、カルビーが鮒ずし味のポテトチップスを11月13日から近畿限定で発売するということが発表され、そのニュースでふなずし界隈がざわついていました。
いやふなずし界隈というか、普段ふなずしになどまずは興味がないクラスターが、ふなずしに興味を示したからバズった感じです。
ふなずし味のポテトチップスとは?
今年度カルビーは日本全国のご当地ポテチを製造販売する企画を立案し、それに伴い滋賀県版の味を何にするかを検討していたようです。
滋賀で有名な食べ物や料理と言えば、ふなずし以外にも、近江牛、近江米、エビ豆、赤こんにゃく、サラダパン、サバそうめん、湖魚の甘露煮等がありますが、当企画に協力した滋賀県職員の強い要望もあり、当初最有力候補だったエビ前を最後で逆転して、ふなずしに決定したようです。
たしかにエビ豆になっていたら、おそらくこの企画は失敗だったでしょう。エビ豆が滋賀県の名産品というか郷土料理だなんて、滋賀県人ですら多くの人が知らないと思います。近江牛は有名ですが、近江牛の味をポテチで再現することは難しいですよね。赤こんにゃくも味というよりも、あの赤い見た目が特徴的なわけだし。ということでどう考えてもこの企画はふなずしで正解だったと思います。
ちなみに滋賀の永遠のライバル、お隣の京都はちりめん山椒らしいです。京都のちりめん山椒味 vs 滋賀のふなずし味。これはもう滋賀の勝ちです。
その他には秋田県の「しょっつる鍋味」等がすでに発売されていて、このシリーズは既に17種類が販売されており、今回第二弾として19種の
ポテチが発売されますが、その中の一つがこのふなずしポテチです。
どのようにして鮒ずしポテチは完成したのか?
特徴的なふなずしだからこそ、中途半端なポテチができあがったら逆に大失敗の不評が広まってしまいます。
通常20回程度の試作をへて商品化されるところ、ふなずしポテチはなんと3倍の60回もの試作をくりかえして商品化にたどり着いたとのこと。
たしかにお菓子で様々な味を再現している商品がありますが、この味って実際にどうやって実現しているんだろう?と思うことってありますよね?
うまい棒とか、本当にその味になっているし。では今回のふなずしポテチは、どのようにして実現したのでしょうか?
疑似的なふなずしの風味にしているのではなく、実際のふなずしを乾燥させて、それを砕いてパウダー状にした物をポテチにふりかけているそうです。
これはカルビーさんの熱い想いというかこだわりが感じられますね。ふなずしの乾燥したものはこれまで見たことも食べたこともないですが、カルビーさんにかかると、なんでもできちゃうんですね。
滋賀県人発狂のパッケージ!
ふなずし味の再現もさることながら、パッケージにもこだわっているようです。
報道されている写真でパッケージを確認したところ、
- パッケージ表面のちゅおうには琵琶湖のシルエット。
- その下に皿に盛られた鮒ずしの切り身3枚とふなずしの飯(いい)。
- その皿の右隣には信楽焼のたぬき。
- 左上には琵琶湖おおなまずみたいなキャラクター。
そしてよく目を凝らしてみると、右上の方に何か船のようなシルエットが描かれています。
なんとこれは「うみのこ」だそうです。そうです「フローティングスクール」です。「うみのこ」やら「フローティングスクール」と言われても、大半の人ははぁ?って感じかと思いますが、滋賀県人なら誰でも知っていますよね。
そうです、滋賀県の小学生が5年生になったらうみのこに乗って、1泊2日で琵琶湖上での洋上研修をするのです。
ニゴローもやりました。滋賀県人の人なら小学校の卒業アルバムにもかならずうみのこの写真とかが載っているはずです。
「うみのこ」の洋上研修は実際に大人気だそうで、私が小学生だった頃も隣の京都の小学校等からうみのこに乗せて欲しい等の要望があったそうですが、もちろんうみのこは1台しかなく、滋賀県中の全ての小学5年生を1年間に搭乗させるだけでもいっぱいだったので、断っていたくらいです。
そんなうみのこが何気にパッケージに描かれているのも、滋賀県人としてはとてもうれしいですよね。
ふなずしポテチはどこで買える?
ではそんなふなずしチップスはどこで買えるのでしょうか?
発売は近畿限定で11月13日から滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山コンビニ等で発売されます。生産数に限りがある為、12月頃での販売終了が予測されます。
このふなずしチップス、滋賀を離れて東京等で暮らしている滋賀県人こそ、ぜひとも手に入れて食べたいのではないのでしょうか?
でも発売は近畿限定。。。わざわざふなずしチップスを買う為に、新幹線に乗って滋賀まで行くのもお金がかかるし。。。
とおもっていたところ、なんとカルビー直営店と滋賀のアンテナショップ等でも取り扱われるとのことです。カルビーに直営店があったこと自体知らなかったのですが、Calbee+(カルビープラス)というお店が全国に何店舗かあるようです。東京だと、原宿竹下通り店、東京駅店の2店舗があります。
アンテナショップはおそらく新橋の交通会館2階にある「ゆめプラザ滋賀」のことではないでしょうか。
発売が待ち遠しいですね。なんとか手に入れてまたふなずしチップスの食レポも掲載したいと思います。山城新伍も、織田信長も、遠藤周作も、きっとあの世で喜んでくれていると思います。
いやー、本当にエビ豆なんかにならなくてよかった。。もちろんエビ豆もおいしいんですが。