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高速道路のサービスエリアで鮒ずしを買って食べる

普段の生活ではなかなかお目にかかれないふなずしですが、実はふなずしを売っている高速道路のサービスエリアがあることをご存じですか?
滋賀県内にもいくつかのサービスエリアがありますが、規模や施設内容の充実度で人気なのは、大津サービスエリアと多賀サービスエリアかと思います。共に名神高速道路の上り/下り両方にあり、ゴールデンウィークやお盆、年末年始等のハイシーズンには、駐車場も満車で入ることができないくらいの人気です。そんな二つのサービスエリアには鮒ずしが売っているんです。ではどのようなふなずしが売っているのかを紹介してみたいと思います。

大津サービスエリア

大津サービスエリアは大津インターチェンジに併設されており、名神高速道路の部分開通と同時にオープンした日本初のサービスエリアです。
上下のサービスエリアともに大津市内と琵琶湖を一望できることから立ち寄るドライバーも多く、展望デッキ等もあります。
2006年に上り線、2007年に下り線がリニューアルし、2013年に下り線の施設は「パヴァリエびわ湖大津」としてリニューアルしており、ガラスを多用した外観はデザイン性も高くとてもきれいなサービスエリアです。

大津サービスエリア下り線:パヴァリエびわ湖大津

上りのサービスエリアには琵琶湖が一望できる場所にハートのモニュメントが設置された「恋人の聖地」なるスポットもあります。

大津サービスエリアで販売されている鮒ずし

ではそんな大津サービスエリアにはどのようなふなずしが販売されているのでしょうか。大津サービスエリアには、滋賀の特産品以外にも京都、名古屋等のお土産も置いてあり、また滋賀と言えば近江牛が有名ですが、近江牛関連の食事やお土産も多いです。そんな中、ふなずしもしっかりと販売されています。

大津サービスエリア下り線で販売されている鮒ずし

他のタコ天や馬刺しスモーク、鯛ちくわ等と並んでしっかりと販売されています。

「鮒伊」の切り身の大/小、2種類の鮒ずしが販売

この時に販売されていた鮒ずしは、鮒伊のふなずし、大/小の2種類です。

の2種類です。原材料名には「鮒(子もち鮒)」としか記載されていないので、ニゴロブナなのかそれ以外なのかは分かりませんが、値段からしてニゴロブナなのではないでしょうか。
最初からスライスされているので、そのまま食べる事ができます。

多賀サービスエリア

名神高速栗東/関ケ原間が開通した1964年にオープン。上下線の施設は歩道橋でつながっており、反対車線のサービスエリアにも行き来することができます。

多賀サービスエリア下り線EXPASA多賀

下り線は2010年にリニューアルしEXPASA多賀となりました。EXPASA多賀には宿泊施設や温泉施設までもがあります。

多賀サービスエリア下り線で売っているふなずし

多賀サービスエリア下り線EXPASA多賀で販売している鮒ずし

多賀サービスエリア下り線では、「いのうえ」と「大家」のふなずしの計3種類販売されています。

多賀サービスエリア上り線で売っているふなずし

多賀サービスエリア上り線で売っているふなずし

多賀サービスエリア上り線では、「大家」と「あゆの店きむら」のふなずしが販売されています。

多賀サービスエリアは、上りと下りの両サービスエリアを歩道橋で行き来できるので、好みのふなずしが売っているサービスエリアで購入することができます。ふなずし初心者にはスライスしている商品の方が食べやすいし、上級者には頭やしっぽも食べることができる丸々一尾がお勧めです。

お土産としてのふなずし

このように滋賀のサービスエリアではいくつもの種類のふなずしが販売されていますが、これらはあくまでお土産と理解した方がよいと思います。
長時間のドライブや乗車でお腹が減ってサービスエリアで食事をしたり、お弁当等の食べ物を買ったりする場合があると思います。滋賀のサービスエリアにも鯖寿司等が売られていますが、サバ寿司を買って空腹を満たす為にサービスエリアのイートインスペースや社車内でサバ寿司を食べる感覚で鮒ずしを食べることはまず無理でしょう。
鯖寿司と鮒寿司は字面は似てますが全く異なる物です。
自身が自宅に帰ってからお酒の肴にふなずしを食べたい、鮒ずしが大好きなお友達へのお土産に、等のよな人にはサービスエリアでふなずしが買えることは、とても便利かと思います。

もし名神高速道路を走ることがあれば、是非大津や多賀サービスエリアでふなずしを購入してみてはいかがでしょうか?